【2020 寄り道バザールの近況と、これからの想い】

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いつも応援してくださってありがとうございます。

落語会の延期を決定してから、今後のことをあまりお知らせできていなかったので、あらためて記してみます。

長文になってしまいますが、よかったらお読みください。

以前から寄り道バザールではライブや落語会などを通して、生の体験を大切にしたいという気持ちでいろいろなことを行ってきております。

生の体験を通して訪れる驚きや喜び、価値観がゆらいで新しい気持ちになる経験などは、生きている上での醍醐味だと思います。

今年も、立川談笑師匠による落語会を皮切りに続けていく予定でしたが、延期を決めたのち、オンラインでの取り組みを除き「実際の会場での開催」は引き続き見合わせております。

集落では盆踊りなども、軒並み中止となっている状況です。

ところが、一斉休校やコロナ禍以降の流れをみていて、ある思いが強くなってきました。

今よりももっと、子どもたち(ひいては大人たちも)がもうちょっと遊んで学べる場があるようにしたいなと。

島の自然豊かな環境と、人らしく生きられる喜びが混じり合って、創造性と余白が尊重される場が作れれば。

というのも、この休校以降に子どもをみていたら、生きる喜びのなかのひとつに、

「何かを作りたい」「表現したい」

という欲求が本能的にあるように思えてきていたからです。

また、それらが何人かで共有されるときには「認め合う」ということが起こるとも思います。

私たちはライブハウスなどで、そういった瞬間を受け取ってきました。

ただ、コロナ禍になってから、もしかしたらその前から、そういった場所は「生産性がある/ない」というものさしで、いち早く「ムダ」として、社会から手を引かれたような気がしてもいました。

また、もう一つ。

自然の豊かな環境にいると、生命が近くにあるというか、命のはかなさからから「とりかえしのつかないこと・つくこと」も言葉以上に感じることができるように思います。

それは「美」の感覚とも通じるものかもしれません。

もちろん都市と田舎を選ばずにそういった環境はどこでもありえます。

私たちは、今与えられている場所で、もっと素直に受け取ったりシェアできればという思いです。

ともかく、難しいことぬきに、「泣いたり笑ったり」の感覚を取り戻したり、これからを生きていく子どもたちの楽しい場所が、少しでもあるようにしたいと考えています。

具体的には、芸術・芸や食にまつわるモノづくりと遊びの場所を作っていこうと思っています。

言葉にするとカタいですが、もうちょっと柔らかいイメージです。例えば、絵、音楽、料理、大工仕事、いろいろあります。

またコロナ禍がもたらしたいい面としては、オンラインでできることが増えたことが挙げられます。

場所に限定されず、日本や世界のどこからでもできるようになりました。

独立研究者の森田真生さんとのオンラインゼミの取組みもこれからどんどん積極的にやっていこうという思いがあります。

これからの時代、いろんな局面で「模範解答」がないことが予想されます。

とらわれることなく常に価値観を更新して、感性を世界に開くことを恐れずに、むしろそれが楽しいと思う。

そんな気持ちを大事にできれば。

 

 

寄り道バザールでは、これまでも活動を応援していただくサポーター制度で支えていただいてきましたが、

今年は予測がつかず、一旦募集は見合わせておりました。

4年前の夏に行った「周防大島サマースクール」など、これまでやってきたものの延長線上に、オンライン・リアルとらわれず、さらにいろいろなアイデアでトライしていければと思っています。

今日のこの宣言は、新たな何かの募集ではないのですが、現時点で考えていることを記してみております。

今後、オンラインショップなどで購入していただいた際のお代は、その学びの場づくりの基金になっていきます。

せっかく買っていただくもの、ただの消費行動というよりも、もっと素敵な気持ちのやりとりがこもっているのではないかとも思っていました。

それは音楽を通して、これまでの皆さまの応援に教えられてきました。

現在はまだ不完全かもしれませんが、今後もうちょっと踏み込んだ方法が生まれたら随時お知らせしていきます。

また、もしご意見、何かいいアイデアなどありましたら、お知らせいただければうれしいです。

 

 

長くなりましたが、これから台風が訪れる季節になってきましたので、皆さまもぜひ地域で気を付けていただいて、できるだけ無理せず、ゆっくりお過ごしくださいませ。

突然の長文、失礼しました。

いつもありがとうございます!!

中村明珍・貴子